歯科医の年収と言うと、9万人いる中で平均年収で1300万円、儲かっている歯科医は3000万円ともいいます。しかしながら、ランキングの下にくると、300万円いか、経費や開業借金などが重なってワーキングプア並みの月収になっている、という口コミも。。
そもそも、歯科医と言うと、医者として高収入でありながら、急患などで夜中の勤務もないし、生き死ににかかわることが無く、花形の職業と思われていました。平均年収でも1300万円と、いわゆる勝ち組にあげられる職業です。
しかしながら、上記のように、5人に1人は年収が300万円を下回り、借金や経費の支払いで、日々の月収はワーキングプア並になっている、という全国保険医団体連合会の集会での報告があります。また、5人に2人は年収900万円以下という統計もあります。
なぜ、このような“格差”のある事態になったのか? これには、現代の医療崩壊の一端を示す事実がありました。
なぜ、歯科医の年収が時にワーキングプアと呼ばれるほど低くなるのでしょうか?
一番の理由は、少子化による新規顧客の低下と、すでに市街地での歯科医の市場は埋まっている傾向にあり、新規開業した歯科医が平均年収を下げている傾向があります。
一方で、2000年以降に相次いで実行された診療報酬の低下と、保険点数が物価のインフレ率を反映しないまま20年間据え置かれているというダブルパンチも影響を与えています。さらに、上記でも新規開業の歯科医について、言及しましたが、この開業経費も大きな影響を与えています。歯科医の治療椅子だけでも一脚数千万円する費用がかかり、全体では開業の費用は億単位になってしまいます。これに上記のような、歯科医の診療報酬低下を助けるような環境が加わって、歯科医の年収を押し下げているわけです。
こうした厳しい環境の中、生き残っていける歯科医は、すでに常連客をしっかりつかみ、地域市場を制覇している歯科医、そして親からそうした基盤や診療所を受け継げる2世・3世の歯科医などに限られそう。
歯科医ランキングにも、格差時代の到来でしょうか。